志望校を選ぶのに、どんなことをチェックしたらいい?
注意した方がいいことってあるの?
そんな疑問にお答えします!
中学受験の学校選びで迷ってしまうことってありますよね。
5年生まではそれほど真剣に考えていなかったり、いざ6年生になるとバタバタと忙しくてじっくり検討する時間がなかったり。
なんとなく偏差値レベルで決めちゃっているけど、ここでいいのかなあ?
と不安に思っているご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、志望校を選ぶ時にチェックすべき20項目を挙げ、各項目でどんな点に注意した方が良いかをまとめてみました。
基本的にはお子さんの「学力レベル」「偏差値」をある程度ベースにして学校選びをすることになりますので、今回ご紹介するのは、
✅「偏差値」以外の20項目
になっています。
実際通ってみてから「失敗した!」とならないよう、一通りチェックして盲点がないか確認してみてくださいね。
学校選びの参考にしていただけたら幸いです。
早速、解説していきましょう!
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中学受験の学校選び チェック項目20
学校選び〈1〉私立 or 公立
大きすぎるテーマではありますが、最初の検討項目かもです。
公立は中高一貫という環境でありながら費用が安いのが魅力です。
でも倍率が高すぎて博打要素が強いかなと思います。
私立と公立のザックリした比較は別記事で解説しています。
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▶︎【超初心者向け】私立?公立?塾は必要?中学受験の基本を分かりやすく解説
学校選び〈2〉男子校 or 女子校 or 共学
個人的にこれはかなり重要なのではと思います。
うちは男児なのですが、6年間も男だけの生活でいいのか?
と、かなり悩みました。
本人は男子校がいいと言うんですけどね、今はそうでもやっぱり異性がいた方が楽しいんじゃないかなあと。
ただ、狙っている学力帯に共学がほとんど無かったので、結局は本人の希望の通り男子校に通っています。
よく共学だと遊んじゃうのが心配という話を聞きますよね。
でも、逆に女子と話すこともできなくなる、そっちの方が怖いかもしれません。
「20代男性の4割が交際経験なし」の時代とか…。
よくよくご検討くださいね!
3年後の追記
当時「女子なんていらないよ!」と言っていた息子も高校生になり、「なんで女子いないんだ…」と嘆いています(笑)。
学校選び〈3〉通学時間・交通手段
電車とかバスとか徒歩とか具体的なルートを確認します。
所要時間は1時間くらいまでが理想でしょうか。
各ご家庭の判断になります。
遠くて距離・時間的にギリギリかなと思うときは、登校時刻に間に合うように実際に行ってみた方がいいです。
ネット情報だけだと危険。
朝の通勤ラッシュで思うように乗り換えができなかったりして、思った以上に時間がかかってしまうかもしれません。
また、塾の資料や学校案内などにも各駅から学校までの所要時間の案内があったりしますが、これも現実より「短めに」記載されていることが多い気がしています。
近いですよアピールなのかもしれませんね。
学校選び〈4〉学校周辺の雰囲気
これも意外と大事です。
- 最寄りの駅から学校までのアプローチ
- 校門から見える校舎の出で立ち
- グランド、体育館、行き交う生徒たち
雰囲気が気に入らないと理屈抜きでダメです。
逆に、なんかいいな、としっくりくる学校もあるものです。
兎にも角にも、やっぱり実際に行ってみることが大切。
学校選び〈5〉教育方針・校風
各学校が、それぞれに建学の理念を掲げています。
伝統校、新鋭校、カトリックなどの宗教校もあります。
ちなみに宗教校と言ってもその宗教に入信する必要はありませんよ。
- 帰国子女を多く受け入れ、多様性を重視している
- 国際化に向けて英語教育が活発
- 文武両道、各部活が立派な成績をあげている
- 古き伝統、規律を重んじる硬派な教育
- 校則がなく、自由、自主性を尊重する校風
- 大学のように生徒が授業を選択できるような制度
もうほんとに多種多様な校風、モットー、個性があります。
実際の行事に参加したり、日常の登校風景などを見て、肌で感じるのがオススメです。
もちろん説明会やパンフレットから得る情報もあります。
学校選び〈6〉予備校タイプ or 放任タイプ
いわゆる「面倒見の良さ」ってヤツです。
大学受験に向けて、どれだけ学校が受験勉強に関与してくれるか。
これを受験業界では「面倒見の良さ」と言います。
これは説明会に行くとよくわかります。
受験期になると放課後の補習や講習による受験サポートをしてくれる学校は、説明会でそういった話をすごくアピールします。
学校が予備校の役割を担ってくれるわけですね。
埼玉の学校だと「うちに通えば塾いらずです」と公言する学校もあります。
大変ありがたい話とも言えますし、強制的に勉強させられる管理システムだとも言えます。
普段から宿題や小テストが多いイメージですね。
逆に受験勉強にはそこまで注力せず、そのあたりは生徒の自主性に任せます的な姿勢の学校もあります。
どちらがいいか、これはけっこう究極の選択だと思います。
✅ 自由な校風は、言い換えれば「ほったらかし」。
✅ 厳しい校風は、言い換えれば「親身なお世話」。
どちらがいいか、じっくり検討の必要がありそうです。
ちなみに、上述した「塾いらず」の学校は超少数です。
ほとんどの学校で、特に難関校であるほど、大学受験には通塾が必要となります。
東大に行くような子供たちは、中学入学後すぐ鉄緑会などの塾に入ることが多いですよね。
学校選び〈7〉専門的な学科やコースがある(理系 or 文系)
グローバル教育の名の下に英語のスキル習得に特化した学科がある。
受験期を迎えると医学部入試に向けた講座を実施する。
そういった、特別「強い分野」を持つ学校もあります。
スーパーサイエンスハイスクール指定校なんてその典型ですよね。
学校によってはかなり専門的なカリキュラムを実施していますので、現段階で進みたい分野が決まっている場合はぜひ探してみてください。
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学校選び〈8〉大学付属校 or 進学校
付属であれば大学までエスカレーターで進学できるため、部活に専念したり、受験勉強ではない学問に力を入れたり、ある程度自由に過ごせるメリットがあります。
(無条件で大学進学できるわけではないですが)
逆に進学校ならば、6年後に自分の趣向に合わせて大学を選ぶことができます。
付属に行っておきながら違う大学に進むのは鬼の意志が必要ですからね。
なお、学校名に大学の名前が付いていても、付属ではなく系列校(事実上は半進学校)である場合もあります。
早稲田中学がそうで、毎年半数程度の生徒が国立大学をはじめとした早稲田以外の大学を受験し、進学しますのでご注意を(早稲田大学への推薦枠は毎年余るとか)。
学校選び〈9〉大学進学実績
所詮、他人の子の実績なんですけどね。
でもやっぱり、気になるところではあります。
人間はどうしても環境に左右されますから、回りがレベルの高い大学への進学意欲があれば自分も自然とそうなります。
ただし、注意して欲しいのは各学校が公表している大学実績が「合格者数」なのか「進学者数」なのかです。
例えば「明治大学に30人合格」の場合、10人がそれぞれ3学部に合格してたりします。
30人というのは学部ごとの「合格のべ人数」で、実際の合格人数は10人だけ。
しかも、その10人のうち5名は他大学に進学して、明治に入学したのは5人とか。
概ねそんな感じなので、数字の捉え方にご注意を。
「進学者数」と記載してあれば、間違いなく進学した人数ということになります。
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学校選び〈10〉指定校推薦枠
小学生の段階でここまで気にしても?という見方もありますが、すでに将来の目標が定まっていたりする場合、指定校推薦枠に注目するのもアリです。
どの大学のどの学部に何人の推薦枠があるのか。
ホームページ等に記載がありますので、確認してみてください。
学校選び〈11〉学費
私立受験される方は学費についてはある程度腹を括っているとは思いますが…。
それでも学校によって6年間で数百万円の差がつくこともあります。
やっぱり大きな要素です。比べてみた方がいいですよね。
学校選び〈12〉試験日程
そもそも入試日が重なっている2校は同時に受験できません。
入試日程の組み方については【中学受験の日程の組み方】初心者必見!失敗しない併願プランを徹底解説!で詳しく説明しています。
学校選び〈13〉過去問との相性
入学試験の出題内容は、学校ごとに個性があります。
割と一般的な問題で量をこなすことを求める学校もありますし、じっくり考えて自分の言葉で表現することを重視する学校もあります。
今後ますます、入試問題の多様化が進むでしょう。
偏差値が足りていても、出題傾向が自分の不得意な内容だと合格は難しいかもしれません。
逆に問題との相性が良ければ、その学校との相性も良いと言えます。
その学校がどんな生徒を求めているのか、過去問がヒントになりますよ!
過去問対策が不安な方は、家庭教師に頼むと手軽に解決できますよ。
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学校選び〈14〉出題傾向が近い学校を選ぶ
出題傾向があまりに違う学校をそれぞれ志望してしまうと、対策が大変になります。
例えば第一志望校が記述試験が多いなら、第二志望校が似たような出題傾向の学校ならば同時に対策できます。
出題傾向が似ているということは、学校そのものの方針も似ていることが多いです。
学校選び〈15〉部活動
スポーツでも、文化系でも、やりたいことがあるといいですよね。
入部を検討する部活の戦績や指導者、活動日時などをチェックしましょう。
進学校だと部活は週に3〜4回程度しかやらないことが多いようです。
それから都内だと活動場所が校外であることも。
離れた場所のグランドや体育館を借りて行う感じです。
電車で移動することになりますので、自宅の場所との位置関係も気になります。
高校生と一緒に活動する部活もありますよ。
学校選び〈16〉給食、学食、カフェテリア
給食があるかないか、母親にとって非常に大きな問題。
我が家も奥さんが毎朝5時に起きて子供の弁当を作ってくれていますが、いやいやこれは大変なことです。
栄養バランスを考えた冷凍商品じゃない昼食が毎日食べられるなんて…、給食があったらすごいありがたいねとよく夫婦で話しています。
給食がなくても学食やカフェテリアが充実しているとか、学食を利用できるのは高校生から、とか。
学校によって様々な特徴がありますので、気になる学校の「ランチ事情」も調べてみてるといいですよ。
学校選び〈17〉説明会での先生方の様子
校長先生をはじめ、先生方がどんな人か。
やっぱりその学校の空気をまとっていると思います。
私の場合、校長先生の存在が大きかったです。
「子供たちがやりたいことを見つけられるように様々な仕掛けを用意しています」
といった趣旨のお話を保護者に向けて熱心に説明してくださり、その人柄や考え方にすごく共鳴したんですよね。
- 先生方が話す内容に共感できるか?
- 子供を任せたいと感じるか?
ぜひ注目してみてください。
学校選び〈18〉特待制度
成績優秀者に対して、学費等を免除する制度です。
スカラシップ制度とも言います。
親としては経済的にありがたい制度。
学校としても優秀な生徒は優秀な大学実績を残してくれる可能性が高いというメリットがあります。
ある意味、宣伝効果ですよね。
ただ、子供にとってはプレッシャーになる場合もあるでしょうから、よくよく考える必要がありそうです。
学校選び〈19〉制服 or 私服
これも好みが分かれるところでしょうか。
学ランかブレザーかという問題もあります。
女の子だと、「制服がカワイイか」というのも切実な要素なのかも?しれません。
学校選び〈20〉修学旅行、研修旅行などの行事
高校でヨーロッパに行くとかカナダに行くとか、これも興味のある人にとっては気になる話ですね!
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中学受験の志望校選び:まとめ
以上、志望校を選ぶ際にチェックすべき要素20をずらっと列記してみました。
他にも要素はありそうですが、ひとまずこれらをリサーチして、徹底的に比較してみることをオススメします!
どの塾でも9月くらいから「志望校別の特別授業」が始まりますので、遅くともそれまでには第一志望校を決めてくださいね。
合格者の4割が共通してやっていた「あること」とは?
当ブログをお読み頂きありがとうございます。
ここまで読んで頂いた皆様の中で、お子さんの偏差値の伸び悩みや志望校対策への不安を抱えている方は是非聞いてください。
中学受験に合格したご家庭の4割近くが、家庭教師や個別塾を利用していたというデータがあります。実際、私の息子の友人の多くがそれに当てはまります。塾の宿題、公開模試などテストの解き直し、過去問の添削など、家庭でやらなくてはならないことを第三者にお願いしたそうです。
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大学在学中に集団塾と個別塾と家庭教師のバイトを掛け持ち→現在は広告制作会社勤務。子供たちの中学受験を機に進化する学習サービスに興味を持ち、気になる企業を取材しながら受験情報やオンライン学習などの記事を書いています。月間75,000PV。