全ての学校が複数回受験できるの?
こんな疑問にお答えします!
複数回受験とは、同一の学校の入学試験を複数回受験することを指します。
学校側が入試日を複数回設定している場合に限って成立する話です。
志望校を受験するチャンスが複数回あるというのは、受験者としては嬉しい話ですよね。
この記事を読むと、複数回受験が行われる理由や複数回受験をするメリット・デメリットが分かります。
チャンスを生かして合格を勝ち取りましょう!
それでは説明していきますね。
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中学受験で複数回受験が行われる理由
学校側が複数回受験を行う理由は、
1️⃣ 1回で入学者を集めきれない(辞退者が出てしまう)
2️⃣ 上位校で不合格になった優秀な生徒を受け入れたい
3️⃣ 自校を第一志望としている受験者にチャンスを与えたい
などが挙げられます。
そのほか、受験料で儲けるためという説もありますが…、企業ですからそういう側面もあるでしょう。
受験生側、学校側の両方にメリットがあるんだね!
では、どの学校も複数回受験することが可能なのでしょうか?
複数回受験ができない「1回入試校」
あまり数は多くありませんが、入試を1回しか行わない学校があります。
プライド高き「1回入試校」というヤツです。
1回だけの入学試験で募集人員の定員を確保できる学校、これは中学受験においては特別な存在だと言っていいと思います。
なぜなら、合格者のほとんど全員が辞退せずにその学校に入学するという実績と自信がなければ入試を1回で済ますのは難しいからです。
辞退者が多ければ生徒数が足りなくて経営が立ち行かなくなりますもんね。
具体的に1回入試校の主な学校名を列記してみます。
2月1日 入試 |
東京 | 開成中学校 麻布中学校 武蔵中学校 桜蔭中学校 女子学院中学校 雙葉中学校 駒場東邦中学校 早稲田高等学院中学部 早稲田実業学校中等部 立教女学院中学校 |
神奈川 | フェリス女学院中学校 横浜雙葉中学校 慶應普通部 |
|
2月2日 入試 |
東京 | 白百合学園中学校 青山学院中等部 |
神奈川 | 栄光学園中学校 慶應湘南藤沢中等部 |
|
2月3日 入試 |
東京 | 慶應中等部 |
神奈川 | 浅野中学校 |
御三家を中心とする、確固たるブランド力のある名門校が並びました。
歴史や文化があり、大学合格実績も十分。
そういった条件を満たす、ごく一部の学校が「1回入試」の伝統を守っている。
そんな感じでしょうかね。
逆に言えば、それ以外の学校は全て複数回受験が可能ということになります。
ちなみに公立中高一貫校は基本的には1回入試だよ!
中学受験における複数回受験のメリット
複数回受験をしたからといって圧倒的に有利になるような利点は少ないのですが、中には以下のようなメリットを享受できる学校もあります。
全員に加点などの優遇措置がある
✅ 2回目受験には加点する
✅ 他の受験回も含めて各科目1番良い点数で合否判定をする
といった方針を名言している学校もあります。
例)栄東中学校〈令和6年度〉
本校を複数回受験した場合、B日程入試では合計得点に30点(国語・算数各10点、社会・理科各5点)を加点します。
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例)カリタス女子中学校〈2024年度〉
複数回(2回以上)受験した場合、それぞれの科目について受験した各回の得点を比較し、最も高い得点をあとの回の判定に使います。追加出願の場合も優遇措置が適用されます。
ボーダーラインの際に優遇される
✅ 繰り上げ合格者を出す時に同点の者がいた場合は複数回受験者を合格させる
✅ 合否のボーダーラインに近い生徒に加点する
といった内容です。
実際1〜2点の間に相当数の受験者がいるはずですので、ボーダーラインの場合の優遇措置というのはどの学校でもあり得るのかなと個人的には思っています。
例)攻玉社中学校〈2024年度(令和6年度)予定〉
第1回・第2回を同時に出願し、かつ両方受験されると「熱望組」としてボーダーラインを考慮します。
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例)明治大学付属明治中学校〈2024年度〉
「2回受験優遇」があります。第2回入試において、第1回受験者を対象に、合格ボーダーラインにおいて合計点に3点の優遇措置を講じます。
引用元:入試情報-明治大学付属明治中学校
といった感じです。
そもそも余裕で合格ラインの人に優遇措置は不要。
優遇措置があると助かるのはボーダーラインの人なわけですよね。
ですので、ボーダーラインの際に3点加点されるというのは、かなり大きなアドバンテージになるのではないかと思います。
費用面で割安になる
これは比較的多くの学校で設定しています。
受験料はだいたい1回あたり25,000円程度の学校が多いですが、2回目はプラス5,000円とかプラス10,000円になるような感じです。
最初から複数回分まとめて出願する(支払う)などの条件があります。
再チャレンジできる、試験問題や会場に慣れる
これをメリットと呼んでいいいのか迷いますが、
・1回目の日は具合が悪くて実力が発揮できなかった
・緊張して頭が回らなかった
・いつもと違う環境で(会場)で集中できなかった
そんなこともありますよね。
そういった場合に、改めて挑戦できることはありがたいです。
また、同じ学校ですから1回目と2回目で出題傾向が似ていることもあります。
1回目を経験した分、得点が取りやすくなる可能性はあるでしょう。
会場の設備や雰囲気に慣れていることも安心感につながりますよね。
複数回受験のデメリット
デメリットと呼べるようなマイナス面は特にはありませんが、強いて言えばの2点を挙げておきます。
回数を重ねるごとに難度が上がる
複数回受験は2回目、3回目と後半になるにつれて難度が上がっていく傾向にあります。
複数回受験の「2回目入試」は「1回目入試」の日(主に2月1日)に格上の学校を受けて不合格だった優秀層が流れて来て偏差値の高い争いになるからです。
1回目で不合格だった人にとってもう1度チャンスがあるのは嬉しい話ですが、2回目は1回目より合格難度は高いということ知っておきましょう。
でも、1回目が不合格で2回目で合格したという話は身近なところでもよく聞きます。2回目の方が自分に合った問題が出た、なんてことは十分に起こり得ることですよね。
前向きに2回目に挑もう!
他の学校を受験するチャンスが減る
中学受験のスケジュールはわずか数日間にぎゅっと凝縮されています。
受験できる学校の数は限られています。
同一校の複数回受験に日にちを割きすぎると、単純に受験校数が少なくなってしまうので注意が必要です。
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まとめ
以上、中学受験における複数回受験のメリット・デメリットをまとめてみました。
志望校に優遇措置があるのか、要チェックですね。
入試概要や募集要項、よくある質問の欄にも記載されていたりするので、気になる学校のホームページ等を確認してみてください。
また、募集要項に明記されていなくても、説明会で口頭でアナウンスされることもあります。
いろんな角度から情報収集されることをオススメします。
それから、複数回受験ではないのですが、私が実際に説明会で聞いた話で「ボーダーラインの兄弟優遇」というのがありました。
すでに兄弟が入学していて下の子も受験する場合、その家庭は「学校の方針に賛同してくれている」わけなので、学校側としてもぜひ入学してほしいから優先的に合格させるとおっしゃっていました。
学校としても、第一志望の人を受け入れたいという思いがあるんですね!
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宿題で解けなかった問題や、テストで間違えた問題を放置せず、理解できるまで説明し、根気強くやり直すこと。
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大学在学中に集団塾と個別塾と家庭教師のバイトを掛け持ち→現在は広告制作会社勤務。子供たちの中学受験を機に進化する学習サービスに興味を持ち、気になる企業を取材しながら受験情報やオンライン学習などの記事を書いています。月間75,000PV。