塾についていけない時はどうすればいい?
このままでは志望校に合格できるか心配…。
そんな疑問にお答えします。
塾についていくのがツライという悩みは、中学受験をするご家庭のほとんどが抱えているものです。
あまり落ち込まず、気持ちを楽に対策を立てましょう!
さて、我が家の場合、6年の夏以降、塾に行けなくなってしまいました。
理由はいろいろですが、簡単にいうと子供が勉強漬けの毎日に嫌気が差した、といった感じです。
要するに一生懸命やり過ぎてパンクしたわけです。
結果的には奇跡的に合格できましたが、こうした方が良かったなーという反省もやっぱりあります。
そこで本記事では、我が家の経験をもとに、
- 塾についていけない
- 塾が合わない、やめたい
という悩みをお持ちの方に、中学受験を成功させるための対処法をご紹介します。
お子さんの勉強を軌道に乗せたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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中学受験で塾についていけなくなる理由
勉強面で「塾についていけない」と感じるのは、主に以下3つのケースです。
その1)
授業の進度が早い、理解できない
塾の授業スピードはめっちゃ早いです。
例えば小学校では算数の授業を毎日行いますが、塾は大体週に1日ですよね。
小学校より圧倒的に少ない授業数・授業時間で、小学校はおろか中学校の学習範囲までカバーします。
パパっと教えて、翌週はもう違う単元をやる。
子供が理解できたかどうかは関係なく、次から次へとどんどん進みますから、ついていけなくなる人は必ずいます。
なかなか厳しい世界だね…
その2)宿題が多くて大変すぎる
前述の通り、塾の授業はササッと説明だけで、全員が理解するまで教えてくれるという仕組みではありません。
実際に演習をこなし、その問題の解き方や知識を定着させる作業は、「家でやってください」が塾のスタンス。
だから宿題はけっこうな量が課されます。
私も最初、息子が中学受験を始めた頃は「子供を塾に通わせれば全て面倒を見てくれる」と思っていたのですが、これは大変な勘違いでした。
塾のカリキュラムは、
- 塾の授業 + 家庭での復習
- 塾のテスト + 家庭での見直し
という風に、塾の授業と家庭学習(宿題)がセットになって成立しています。
塾と同じくらい家でも勉強するのが前提となっているので、
まさかこんなに宿題が出るとは…
という感想をお持ちのご家庭が多いでしょう。
その3)
成績・偏差値が上がらない
宿題の話の続きになりますが、結局、
- 子供が授業を理解してるか?
- ちゃんと問題が解けるか?
は、家で宿題をやって確認しろというスタンスですから、やってみて分からなかったら基本的に逃げ場がないです。
宿題は答えを写してしまえば終わったことにできますし、理解できないまま進んでしまうこともあるでしょう。
同じ単元を次の学年でも繰り返し扱いますので、挽回するチャンスはあるにはあるのですが、基本的には「分からないこと」は放置されてしまいます。
こうなると、塾には通ってるけど何も身につかない、成績が上がらないという状態に陥ってしまうわけです。
さて、これらの問題は密接に関係していて、全部あてはまる!という方も多いでしょう。
みなさんのご家庭はいかがですか?
うちの場合は「宿題が多い」が一番きつかったです。
多いというか、やる日がない、という感じ。
本当にいっぱいいっぱいで、ある日パンクしてしまいました。
ですから試験対策や苦手克服のために宿題以外の勉強をするお子さんもいるなんて、めちゃくちゃ尊敬します…。
そういうお子さんは上述のような問題に直面しないのかもしれないね
そうですね。
でも、きっと多くの、というかほとんどのお子さんやご家庭が「塾についていくの大変だな…」という悩みを抱えているんじゃないかなと思います。
塾についていけない場合の対策方法
それでは、実際に問題に直面した場合、どのように乗り越えるのが良いのでしょうか?
何か対策を講じる前に、まず何より気を付けたいことは、
感情的にならず、冷静に!
です。
うまくいかない時は親も子もイライラしがち。
「もういいじゃん、受験なんて辞めちゃえば」
「他の子はできるのに、なんでアンタはできないの?」
そんな言葉がつい出てしまいそうになることもありますよね。
家族だから余計に、思いやりが持てなくなる時ってあると思います。
でもそこはグッと堪えたいところ。
塾についていけなくて、成績が伸びなくて、一番辛い思いをしているのは子供です。
子供は親をがっかりさせたくないと思っているもの。
小さな背中に親の期待を背負い込んでいます。
友達と比べられていることも知っています。
授業が分からないことを黙って隠していた子、いない?
うんうん、そういうこともあるでしょう。
だって、言い出しにくいですよ。
どうしたらいいか分からないし、泣きそうな気持ちに蓋をして毎日を過ごしていたのかもしれません。
ですから、怒らず、冷静に対策を考えましょう。
子供にはそれぞれ学習のペースがあって、よその子と比べても仕方ありません。
- メンタルの成長
- やる気になるタイミング
も個々に違います。
これは中学受験を経験して身に染みることですが、6年の夏くらいまで全然できなかった子が、無理無理と言われ続けた学校に見事合格していたりするんですね。
最初から塾のペースにもついていけて順調に勉強できる子もいれば、悪戦苦闘しながら最後には帳尻を合わせて合格を勝ち取る子もいる。
ですから、他の人の目を気にせず、自分のペース、自分のやり方でお子さんと向き合うと良いと思います。
他の子と比べて落ち込んでも仕方ないし、嫌な気持ちになるのは親子共々もったいないです。
楽しく前向きな気持ちを保つことが、中学受験を乗り切るコツだよ!
というわけで、前置きが長くなりましたが、具体的な対処法をご紹介します。
まずは家庭内でできることからやってみるがおすすめですよ。
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対策1)
学習習慣をつける
お子さんはちゃんと宿題をやっていますか?
さきほど述べたように、塾の勉強は家庭学習をやらないと身につかない仕組みになっていますから、親が学習管理をする必要があります。
一週間のスケジュールを立て、できれば紙に書いて貼り出しましょう。
そして毎日声をかけ、促します。
このあたりはやってこなかった親御さんの場合、まずはここからスタートです。
親と二人三脚で学習習慣を身につけさせるのです。
また、声かけ・催促をして宿題をやってはいるけど、「ちゃんとやっているかは確認していない」という方は、言葉は悪いですが
- 親が見張る
- 親が丸つけをする
を徹底してください。
うちも経験がありますが、答えを写して終わらせているなんて余裕のあるあるです。
だとしても怒らず、淡々とやり方を変えよう!
「今日から丸つけはママ(パパ)がやるから宿題終わったら見せて」
と言うだけです。
子供がサボっていただけの場合は、それでけで成績が伸び、問題が解決することもありますよ。
ですがほとんどの場合、
- 子供だけでは宿題をやらない(やる気にならない)
- 問題が解けない
という壁に直面するはず…。
その場合は次の対策に進みます。
対策2)
親が勉強を見てあげる
うわー、親がやるのかー!と思いましたか?
めちゃくちゃ分かります、とても骨が折れる作業ですよね。
でもやっぱり、まずは親がやるしかないです。
我が家の場合、長男はひとりで勉強してましたが、次男は一緒に問題を読んであげないとやりませんでした…。これはもう仕方ないと考えるしかありません。
で、一緒に宿題をやってみると、子供の状況が分かります。
単純な話ですが、
- 分からない問題は、親が教えてあげる。
- 量が多くてやりきれない場合は、宿題を減らす。
という方法をとります。
え、宿題を減らしていいの?
と思われるかもしれませんね。
たくさんの量をこなした方が身につくわけですから、もちろん全部やった方がいい。
でもその問題が入試で出題されるかは「運」ですよね?
正直、結果的にはやらなくていい勉強を大量にやるのが受験。
勉強量ってキリがないんです。
子供によって処理スピードに差がありますし、集中力にも限界がある。
ですから、あまりにも時間がかかって
- 勉強嫌いになる
- 生活に支障をきたす
では本末転倒。
宿題を減らすのもやむを得ないと思います。
なお、宿題を減らすコツは、似た問題・難しい問題を割愛することです。
- たくさんある小問は奇数番号だけやる
- 基礎問題だけやって応用・発展問題はやらない
などなど。
宿題の減らし方については、塾の先生にもぜひ相談してみてください。
こうやって親が宿題を管理し、教えたり、減らしたりしながら、次第に子供に実力がついて自学自習ができるようになるのが理想的。
まずは子供を放っておかず、学習状況を理解することが大切ですよ。
また、公開テストなど試験が終わったら、必ず「見直し・解き直し」を行います。
子供の成績を上げる一番簡単な方法ですので、これだけはやった方がいいです。
これについては別記事を参照いただければと思います。
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ただし…。
親がここまで勉強に付き合うのは相当な時間と労力が必要です。
ご家庭ごとにいろいろな事情がありますから、親が付き合うのが難しい場合は、後述する個別塾や家庭教師を利用すると便利です。
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対策3)
塾のクラス・先生を変える
塾の授業内容を理解できずに帰ってくることが続くとしたら、授業のレベルや先生の教え方が子供に合っていないのかもしれません。
であれば、塾で一番信頼できる先生に相談しよう!
子供の塾での様子は親には分からない部分ですので、そのへんの状況を加味してクラス変更などの対策を講じてくれるはずです。
特定の科目だけ違う曜日に変えてもいいですしね。
クラスダウンさせるかは悩みどころですが、やっぱり「授業が理解できる」ことが大切。
分からない授業は子供にとって苦痛です。
学年が変われば先生も変わることが多いので、そのタイミングで元のクラスに戻らせてもらっても良いでしょう。
対策4)他の集団塾に転塾する
塾に相談しても満足な対応が得られない場合など、何かしら「この塾では無理かも」という状況のときは転塾を考えます。
我が家の場合は、
- 宿題が多くて苦痛
- クラスにうるさい生徒がいる
という理由で子供のモチベーションが維持できなかったので、4年生の途中で日能研を休塾し、栄光ゼミナールに通ってみた時期があります。
栄光ゼミナールは体験という形だったか正式に入塾したか覚えてないのですが、結局は栄光も宿題が多いし、授業スタイルがしっくりこなかったようで、1〜2ヶ月程度で日能研に出戻りました。
他に行っても同じか…、と子供も観念したようです。
そして出戻った後は、意外とちゃんと勉強するようになりました。
うちはあまり意味のない転塾になってしまいましたが、受験生活が煮詰まってしまったら、パッと行動してみるのも手だと思います。
なにかしら前進・発見がありますし、新たな塾で子供に合った先生に出会えることもあるでしょう。
ただ、宿題が多くて嫌になってしまった場合は、大手から大手に転塾してもあまり意味がないです。
大手塾は勉強のサイクルが早く、どこも宿題は多いですからね。
こういったスピーディな学習スタイルに合わないなら、中小の集団塾の方がおすすめ。
地元のアットホームな雰囲気の塾があれば、一度相談してみるといいでしょう。
対策5)個別指導塾や家庭教師に乗り換える・併用する
転塾先の候補として、集団塾でなはなく個別塾や家庭教師があります。
いわゆる進学塾についていくのがしんどい場合、かなり有力な手段となります。
なぜって、塾についていけなくなる理由は、基本的に「集団塾」だから起こることばかりだからです。
- 授業スピードが早すぎる
- 講義が理解できない
- 気軽に質問できない
- 宿題が多い
不特定多数の生徒に向けた一律の指導方法だから、こういった問題が出るのは当然なんですね。
また日能研のようにテストの点数によって席順が決まるなど、集団塾ならではの「競争原理」が性格的に合わないお子さんもいるはずです。
その点、個別指導塾や家庭教師は、
- お子さん一人のための指導をしてくれる
- 先生にいつでも質問し放題
- 宿題など家庭学習についても相談できる
- 指導日・時間も融通がきく
- 先生の変更も可能
といったメリットがあり、抱えている問題のほとんどを解決してくれます。
2月のゴールから逆算してお子さんにあわせたカリキュラムを組んでくれる点は、集団塾にはない良さですよね。
また、塾をやめずに個別塾や家庭教師を併用するのもおすすめです。
というか、これが一番無難で、理にかなった手段だろうと思います。
塾についていくための家庭学習、テストの解き直しなど、成績アップに欠かせない作業を親の代わりにやってくれるわけですから、こんなに便利なことはありません。
塾をやめるという大きな決断をしないで済むのも魅力です。
ぜひ一度検討してみてください。
中学受験で利用する人が多い家庭教師会社を取材しました!
我が家の場合
うちの子は6年の夏休み以降は塾にほとんど行っていないのですが、その時期は過去問など志望校対策をやるべきタイミングなので、塾に行かないことはあまり合否への影響はなかったと感じています。
そもそも6年になると塾では今までの復習がメインとなり、もっとも重要な過去問対策・苦手分野対策などはやってくれないんですよね。
ですから、特に6年生の場合、本番まで自分にとって必要な勉強だけに特化して指導してくれる個別塾や家庭教師の方が、集団塾よりむしろ良いのでは?と思います。
個別塾や家庭教師の利用割合
ちなみに、中学受験でどれくらいのご家庭が個別塾や家庭教師を利用しているかご存知ですか?
中学受験塾選びアンケート2022(コエテコ)を見ると、全体の約40%のご家庭で個別指導塾や家庭教師を利用していることがわかります。
え?けっこう多くない?
そうですね、やはり塾と個別を併用したり、塾と家庭教師を併用する人が多いようです。
40%という数字から、
- 集団塾だけで受験するのは難しい
- 集団塾に合わない子供はたくさんいる
ということリアルに分かりますし、個別塾や家庭教師の有効性が伝わってきますよね。
おすすめの家庭教師・個別指導塾は?
塾についていけないとお悩みの方には、個別塾や家庭教師が有益な解決策であることが分かりました。
悩んでいるうちに時間だけが過ぎてしまいますから、まずは無料相談や体験授業を受けてみてはいかがでしょう?
当サイトがおすすめするサービスを以下の記事にまとめています。
最近ではオンライン家庭教師という選択肢も人気だよ!
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個別指導塾は
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やってもやっても偏差値が上がらない。その原因、勉強のやり方が間違っているからかもしれません。「やらなくてもいい勉強」に時間をとられて疲弊してしまうケースも多いです。自分に合った勉強の仕方で「やるべきこと」に集中すれば、見違えるように偏差値が上がります。おすすめはプロの家庭教師に勉強をみてもらうこと。合格までのプランを立ててくれます。試しに1か月でもOK!【オリコン調査満足度3年連続No.1】学研の家庭教師なら無料で相談が可能です。すぐに利用する予定はなくても、
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大学在学中に集団塾と個別塾と家庭教師のバイトを掛け持ち→現在は広告制作会社勤務。子供たちの中学受験を機に進化する学習サービスに興味を持ち、気になる企業を取材しながら受験情報やオンライン学習などの記事を書いています。月間75,000PV。